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この夏休み、いちばん困っていることは何ですか? みんなの声を集めて「今日からできるヒント」として記事にまとめます。回答は3分ほど・匿名でOKです。
夏休みの自由研究、実験や観察は終わったのに「さて、どうまとめよう…」と手が止まっていませんか。自由研究のまとめ方は、多くのご家庭でつまずきやすいところです。せっかくがんばった研究も、まとめの段階でお子さんが「もうやりたくない」と投げ出してしまったり、親子でケンカになったり。でも大丈夫です。まとめには決まった型があり、その型に沿って進めれば、低学年のお子さんでも見違えるほど立派な作品になります。
この記事では、叱ったり急かしたりせずに、お子さん自身の力で仕上げられるまとめ方の手順を、具体的にご紹介します。今日から使えるコツばかりですので、肩の力を抜いて読んでみてください。

自由研究のまとめ方の基本項目を知ろう
まず押さえておきたいのが、「何を書けばいいか」という基本項目です。これがわかっていないと、何から書けばいいのか迷ってしまいます。逆に言えば、この項目を順番に埋めていくだけで、まとめは自然と完成します。
自由研究のまとめ方で押さえたい基本項目は、次の7つです。
- タイトル:何を調べたのかが一目でわかる題名
- 研究の動機・きっかけ:なぜこれを調べようと思ったのか
- 方法・やり方:どんな手順で調べたのか、使った道具や材料
- 結果:やってみて起きたこと、観察できたことを事実のまま
- 分かったこと・考察:結果からわかったこと、なぜそうなったかの自分の考え
- 感想:やってみて感じたこと、次にやってみたいこと
- 参考にしたもの:読んだ本やウェブサイト、教えてくれた人
ここで大切なのは、「結果」と「分かったこと」は分けて書くということです。結果は「起きた事実」、分かったことは「そこから考えたこと」。この2つを混ぜないだけで、ぐっと研究らしい仕上がりになります。お子さんには「見えたこと」と「思ったこと」と言いかえてあげるとわかりやすいですよ。
なお、どんなテーマを選ぶかというテーマの決め方は、別の記事で紹介しています。この記事では、テーマが決まって実験や観察が終わったあとの「まとめ・清書」に絞ってお伝えします。
模造紙・レポート・ノートの使い分けと選び方
まとめる紙にはいくつか種類があり、研究の内容によって向き不向きがあります。お子さんと相談しながら選んでみてください。
模造紙
一枚に全体をどーんと見せられるのが魅力です。写真や図が多く、パッと見て伝えたい研究に向いています。教室に貼り出される前提なら、遠くからでも読める大きな字が生きます。ただし広いぶん、下書きなしで書き始めると空白だらけ、または書ききれずにギュウギュウになりがちです。
レポート用紙・画用紙
ページごとに項目を分けて、順番に読ませたい研究に向いています。実験の手順が多かったり、日を追った観察記録だったりする場合は、こちらが整理しやすいです。あとから差し替えや追加もしやすいので、失敗をおそれず進められます。
ノート・スケッチブック
毎日の観察日記や、コツコツ続けた記録型の研究にぴったりです。スケッチブックは絵や図を大きく描きたいお子さんに向いています。冊子状なので保管もしやすく、低学年のお子さんが自分のペースで進めやすい形です。
迷ったら、写真や図が主役なら模造紙、手順や記録が主役ならレポートやノートと覚えておくとよいでしょう。
書く手順とレイアウトのコツ
ここが自由研究のまとめ方でいちばん差がつくところです。いきなり本番の紙に書き始めると、失敗して書き直しになり、お子さんのやる気が一気にしぼんでしまいます。次の順番で進めてみてください。
- まず別の紙に書くことを箇条書きにする。先ほどの7項目に沿って、内容をメモします。
- 本番の紙に、鉛筆でうすく枠取りと下書きをする。どこに何を書くか、写真をどこに貼るかを先に決めます。
- 下書きを見ながら、ペンでていねいに清書する。
- 最後に鉛筆の線を消し、写真や図を貼る。
レイアウトのコツは、次の3つを意識するだけで見やすさが変わります。
- 文字の色は3色まで。見出し・本文・強調でだいたい足ります。色が多いとかえって読みにくくなります。
- 見出しは大きな字で。項目の区切りがはっきりして、読む人が迷いません。
- 左上から右下へ、読む順番に並べる。番号をふるのも効果的です。
写真・図・表・グラフは、言葉だけで説明しきれないところに入れると効果的です。写真には「変化の3日目」など短い説明をひとこと添えると、見る人にぐっと伝わります。数の変化は折れ線グラフ、量の比較は棒グラフ、と種類を分けると、お子さんも「なるほど」と納得しながら選べます。
低学年と高学年での書き分け・親のサポート範囲

同じまとめ方でも、学年によって力の入れどころは変わります。
低学年のお子さんは、まず「自分で書き上げた」という達成感がいちばんの財産です。文字が多少そろっていなくても、絵や写真が中心でも構いません。考察は「〜だとおもいました」の一文で十分。親は、項目の順番を一緒に確認したり、鉛筆で枠を引くのを手伝ったりと、土台づくりを支えるくらいがちょうどよいです。
高学年になったら、「結果」と「考察」を分けて書くことを意識させてみましょう。「どうしてそうなったと思う?」と問いかけると、自分の言葉で考える練習になります。参考にした本やサイトをきちんと書くのも、この時期に身につけたい習慣です。
親のサポート範囲で迷ったら、「口は出しても手は出しすぎない」を目安にしてください。代わりに書いてあげた作品は、お子さんの自信になりません。手伝ってよいのは、材料の準備、安全の見守り、道具の使い方、そして「ここ、もう少し詳しく書けそう?」という声かけまで。仕上げの一文字は、お子さんの手で書かせてあげましょう。
うまく書けていなくても、まずは「最後まで自分でやったね」とほめてあげてください。その一言が、来年の自由研究に向かう力になります。
提出前のチェックリスト
完成したら、提出前に親子で次の点を確認してみましょう。声に出して読み合わせると、直したいところが見つかりやすいです。
- タイトルを見れば、何を調べたのかがわかる
- 7つの基本項目がそろっている(特に動機と考察)
- 「結果」と「分かったこと」が分けて書けている
- 名前・学年・組を書いた
- 写真や図に短い説明がついている
- 文字の色は3色までにおさまっている
- 参考にした本やサイトを書いた
- 誤字や消し忘れの鉛筆線がない
まとめ:型に沿えば、自由研究のまとめ方はこわくない
自由研究のまとめ方は、7つの基本項目という型と、「下書きしてから清書する」という手順さえ押さえれば、決してむずかしいものではありません。模造紙・レポート・ノートは研究の内容に合わせて選び、文字は3色まで、見出しは大きく。そして何より、最後の仕上げはお子さん自身の手で。
うまくまとめられた経験は、お子さんの「やればできた」という自信につながります。ぜひ今年は、叱る前に「一緒に型に沿ってやってみようか」と声をかけてあげてください。きっと、去年よりも堂々とした作品が仕上がるはずです。

